「肩こり」
肩こりは仕事をしているときからありました。仕事はテレビの番組制作で朝晩関係なく仕事があったので睡眠不足で、プライベートでもよくお酒を飲みに行ったりしていたのでいつも疲れていました。仕事の内容で特に肩がこるような動作はなかったのですが、忙しさと緊張する場面が多くてそういう時に肩がこることが多かったです。結婚して仕事はやめましたが、やはり睡眠不足で少し不眠症もあります。家事やお付き合いなども忙しく気が立っていることが多いように感じます。
カイロプラクティック解説
肩こりは姿勢や動作によって筋肉が疲労して起こることが多いというのが一般的な説明だと思いますが、私が臨床的に多くみるのはストレス性のものと睡眠不足によるものです。筋肉が過剰に緊張して肩がこるのですが、それは何も使いすぎだけではありません。例えば性格的に神経質でイライラしがちな方は自律神経の交感神経という方が活発になる傾向があります。また、睡眠不足も同じです。その状態では肩の筋肉が緊張しやすくなるのです。よく、緊張する場面で肩に力が入るという言葉を使いますがまさにその通りなんです。怒る時には肩の力が抜けている人というのは想像しにくいですよね。やはり人は怒っている時は肩に力が入っているもんなんですね。この患者さんはまさにその典型とも言えるでしょう。
治療に関しては関節の動きの悪さを改善して、筋肉のバランスをとるというシンプルなものをまずはしました。初めはとても改善するのですが、やはり日常の生活にともなってまたコリが強くなってしまいましたので、ストレスと神経の関係を改善するようにカイロプラクティック治療をしました。ご自身での予防法もアドバイスして症状が大きく悪化することはなくなりました。
さらに詳しく
ストレスが自律神経に悪影響を及ぼすというのは一般的な概念です。動物には元々敵を威嚇するという行為がありますが、これが人間の感情である怒りの原点なんですね。つまり、敵を威嚇するのにリラックスをしていては大変ですので、筋肉は緊張を強めて動悸は早くなり心拍数が上がり、内臓は働きを抑えます。
自律神経には交感神経と副交感神経があり交感神経は敵の威嚇の時と同じ、副交感神経は寝たりリラックスをする時に働きます。これらはどっちが強すぎてもダメなんですね。つまり、よい緊張とリラクゼーションが身体には必要だということです。
ストレスと自律神経の関係をカイロプラクティックで改善していくのですが、わかりやすく言うと呼吸や刺激によって二つの自律神経のバランスを整えるというものです。これも自己治癒力を高めるためですので、カイロプラクティックでは施術の一つとして行うことがあります。肩こりの方はぜひ一度お試しください。
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