「ぎっくり腰」
先日ぎっくり腰になりました。
一日中パソコンに向かっていて、徹夜も少なくありません。普段運動はあまりしないのですが、先日ボーリングをしました。その日は何ともなかったのですが、次の日の朝から何となく腰が痛く時間が経つにつれ動けないほどの痛みになりました。
ゴルフの打ちっぱなしくらいは時々するのですが、やはり急にボーリングをしたからでしょうか?前に屈むのが一番辛いです。
ちなみに仕事の時は前屈みでパソコンをしてしまいます。
カイロプラクティック解説
急性腰痛(ぎっくり腰)にはいくつかの種類がありますが、この方の痛みは筋肉が傷ついたことが原因だと思われます。恐らく、腰椎の近くにある小さな筋肉が少し傷ついてそこから日中に動くことで傷が広がってきたと考えられます。ただ、大きな炎症がある場合はその場所に腫れや熱感や赤くなるなどの兆候が見られますが、それはありませんでした。それよりも腰をどの方向に動かしても同じ場所に痛みがありました。これは筋スパズムという現象のときに見られます。大きな炎症がなかったので関節へのアプローチをしっかり行って、筋スパズムを静めるように施術しました。もう一つこの方は太ももの裏の筋肉(ハムストリング)が異常に硬くて、それが腰の動きを大きく妨げていました。前屈みでのパソコン作業で背中の方も硬くなっていましたが、重要なのはむしろこのハムストリングで十分なストレッチを行いました。施術後痛みは半減していて、ご本人にも普段からストレッチをしていただき、3回目にはすっかり快調になられました。
さらに詳しく
ぎっくり腰はカイロプラクティックで一発で良くなると豪語する先生もいらっしゃいますが、それはある種類のぎっくり腰で上記の方のように筋肉が少し強く緊張した程度のものでしょう。よく来院されるぎっくり腰は明らかな炎症が腰にみられるものです。少しでも動くとズキッ!と痛みが走り動けないくらいで腰はパンパンに腫れています。こういった場合は無理に動かすと余計に炎症がひどくなりそれこそ立てなくなりますので、まずは冷やす、テーピングや骨盤ベルトで固定するなどの処置が必要です。
筋スパズムは炎症や急激な筋肉の伸張が元でその筋肉が極度の緊張状態に陥ったようなものです。神経も過敏になりどう動かしても痛みが起こります。通常筋肉が痛むと、誰かほかの人がその筋肉を伸ばした時は痛みがあり、縮められても痛みは起こらないものです。(もちろん自分で縮めたら痛いですが。)
筋スパズムを治すのはとても難しく、ある程度回復に時間を要します。しかしそれを早めるのがカイロプラクティック施術の効果で、いくつかの手技によって筋スパズムの回復を早めます。
あまりにひどい時はまず幹部を冷やしながら安静に休んでください。仕事などでどうしても動かなくてはという時は、とりあえず少しでも動けるように対処しますが。下手に揉んだり、温めたり、自分で動かしたりするのは危険です。わからない時はまず、ご連絡を下さい。アドバイスなどをさせていただきますので。
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